提案書
課題内容
Access95で作られた現行システムを最新のAccessへ移行するのか、新規開発するのか見極める必要がある。現行業務の流れを確認するために、現行システムを使い業務の確認と操作上の問題点、業務課題を確認した。
打ち合わせ内容
現行システムのAccessを移行するのか、新規開発するのか見極める必要がある。それぞれの問題点として
1)移行する場合
Access95をベースとしたVBAシステムであり、エラー発生が多発した場合にシステムとプログラムロジックが複雑に絡み、読み取るのに時間がかかるため最新版Accessへの完全移行は難しい。最新版に移行したAccessデータを試しにコンパイルしてみたら、エラーが何件か発生し、プログラムバグが存在しているのがわかった。
2)新規開発
現行システムの資料として操作マニュアルしかなく、新規開発するドキュメントがないので、プログラムソースから仕様書を作成する必要がある。開発するまでのドキュメント整備、要件定義に多大な工数が必要と思われる
3)消費税対応
現行システムでは、4月からの消費税対応ができていないので、早急に対応が必要である。
結論:
まずはプログラム仕様と業務要件を考慮して消費税対応部分の改修を行い、対応が確認できたあとで移行するか、新規開発するのかを見極める必要がある。消費税対応部分は仕様がシステム全体に絡んでいるので、改修にも時間と工数がかかる。
作業の進め方として、最初に要件定義及び調査分析フェーズを行い、機能確認と問題の洗い出しをおこなう必要がある。